学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 高等教育における第二外国語中国語教育 ―初修シラバスのテキスト分析― |
内容 | 本研究では、多くの大学で実施されている中国語教育が学生にとって十分に有意義ではない現状を踏まえ、シラバス分析を通じてその課題を明らかにすることを目的とした。分析対象として国際性ランキングを基に選定した100校の大学を取り上げ、テキスト分析ソフトウェアKHCoderを用いてデータを分析した。その結果、「到達目標」と「授業内容」の間に乖離が見られ、さらに「授業時間外学習」に関する指示が曖昧または不十分であることが明らかとなった。これらの結果を踏まえ、先行研究の検討を通じて、ICTの活用が教育の効率化と学習支援の向上に寄与する可能性を示唆した。また、授業時間外学習において具体的な指示を明記しているシラバスの事例を取り上げ、より実践的で効果的な指導方法の必要性を提示した。本研究は、シラバス設計および教育実践の改善に向けた具体的な指針を提供するものである。 |
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講評 | 本研究は、調査を既存の公表されているシラバスを対象に、KHcoderというオープンにされているテキスト分析ソフトウェアを用いて分析している新規性のあるものである。学部生ながら、新たな研究方法に挑戦して、分析を行っている点は評価できる。従来私のゼミでは、調査は実際のデータを集めて、行うことが基本であったが、本研究により公表されているデータを用いても調査分析ができることが証明されたという点でも示唆となる。当初物足りなかった先行研究の検討も結果として十分にされている。 |
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キーワード1 | 第二外国語 |
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キーワード2 | 中国語教育 |
キーワード3 | KH Coder |
キーワード4 | テキスト分析 |
キーワード5 | シラバス |