学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 兒島 明 | 年度 | 2022年度 |
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タイトル | 公立小学校・中学校の通常学級に精神障害のある児童が所属する場合の適切な教育や支援のあり方について ー周囲の児童との関係構築を重視してー |
内容 | 障害のある生徒が公立小学校、公立中学校の通常学級に所属する場合の適切な支援や教育のあり方について、障害児本人と周囲の生徒との関係構築の重視性に着目して検討した。アンケート調査の結果、障害児が所属する通常学級では多くの場合何らかのトラブルが発生していることが明らかとなったが、障害児への接し方に関する指導はほとんど行われていない。障害児は学習面や生活面で支援を必要とするとはいえ、過剰な支援は障害児の自立を妨げる。障害児の「サポート役」を経験した方、障害児を生徒に持つ教員の方、特別支援学校で勤務されている方の3名へのインタビューを踏まえ、今後の通常学級における特別支援教育のあり方について述べる。教員による障害児への理解の促進はもちろん、生徒には障害児にどこまで支援するかを明確化して提示し、障害の有無を問わず人との関わり方について考えさせることが必要である。 |
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講評 | インクルーシブ教育の可能性について、公立学校の通級学校における障害のある生徒とその周囲の生徒との関係構築のありように注目して考察した意欲的な論考です。そうした学校でしばしば障害のある生徒の「サポート役」が固定化されることへの疑問を軸として、アンケート調査とインタビュー調査から、障害のある生徒をめぐるさまざまな境界線を問い直していく必要性を論じました。「特別支援教育が必要なのは決して障害児だけではないのである」という視点の一貫性がデータの解釈に説得力を与えています。 |
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キーワード1 | 特別支援教育 |
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キーワード2 | インクルーシブ教育 |
キーワード3 | 通常学級 |
キーワード4 | |
キーワード5 |