学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 多様性社会における美の画一化 ―若者を取り巻く美の基準― |
内容 | 近年、多様な価値観が認められるべきという主張が声高に叫ばれており、フランスでの法案可決やボディポジティブという概念の広がり、プラスサイズモデルの採用増加などのムーブメントが起こっている。しかし、上記のムーブメントに反して若者の中での美の画一化は加速している。 そこでXを使った調査とインタビュー調査をおこない、若者は自分たちを取り巻く画一化された美の価値観とどのように向き合っているのかを明らかにした。 若者は自分たちを取り巻く画一化された美の価値観と自分自身を照らし合わせて比較したり、SNS上あるいは身近な人間と自分自身を比較したりしていることが分かった。若者は画一化された美の基準が自分たちに精神的にネガティブな影響を与えるものである一方で、世間に評価される美しさを手に入れるためには非常に有用なツールであるということを認識し参考にしており、そのジレンマと向き合っていることを明らかにすることができた。 |
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講評 | 本来は、5000字から20000字を段階的にチェックし、その指導に基づいて修正して、書き上げていくというプロセスをとる。しかし、設定している期限に提出してこなかったので、私が当該学生の卒論をまともに目にしたのは、提出後であった。そのため、講評をしっかりとできないが、SNSとルッキズムというテーマ自体は興味深い。ただし、取り掛かりの遅さやインタビュー内容の分析が不十分であるため、より時間をかけて、先行研究をベースにし、分析を精緻に行うことが必要である。 |
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キーワード1 | ルッキズム |
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キーワード2 | 多様性 |
キーワード3 | |
キーワード4 | |
キーワード5 |