学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 浦坂 純子 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 家業継承後のパフォーマンスを持続するには |
内容 | 本論文では、先代経営者から家業を受け継いだ次世代経営者が、その後事業を存続・成長させるための要因を明らかにする。次世代経営者2名に聞き取り調査を行い、後継の背景、後継までのキャリア、幼少期からの家業に対する考え方を理解することで、現在の事業が成功している要因について明らかにする。聞き取り調査の結果、次世代経営者は後継してから自身で考え、学び、行動することで、先代経営者の時に比べて事業を大きく成長させていることが分かった。この行動力や学びの力は、先代経営者から教わったことに加えて、次世代経営者自身が歩んできたキャリアや人生経験から生まれていた。また、幼少期から家業について深く理解や興味を示さなかったとしても、キャリアを積むことで価値観が変化し、「家業を継ぐ」という選択肢が出てくることも分かった。家業継承が減少する中で、後継者の存在は貴重であり、次世代経営者が円滑に事業を受け継げるような仕組みが求められる。 |
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講評 | 少子化の進展によって子供による家業継承も困難を極めているが、後継者が様々なキャリアを積んだ後に家業に戻った2社を取り上げ、幼少期からの考え方の変化を含めて継承までの経緯やその後の経営状況を詳説している。2社とも先代から継承を求められたわけではなかったが、逆に継承を意識して育った場合とはどう違うのかなども論点になるだろう。 |
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キーワード1 | 事業継承 |
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キーワード2 | 家業継承 |
キーワード3 | 後継者 |
キーワード4 | 先代経営者 |
キーワード5 | 会社の持続・成長 |