学科	産業関係学科	ゼミ教員名	浦坂　純子	年度	2024年度
タイトル	AIは人間デザイナーを完全代替できるのか－映画美術産業に着目して－

内容	AI技術の発展は、映画美術産業において創造性と効率性を調和させる重要な役割を果たしている。AIが膨大なデータに基づいて迅速かつ正確に作業を遂行することで、人間のデザイナーが反復的な作業から抜け出し、創意的な時間に集中できるように支援することができる。このような点は、映画製作において時間とコストパフォーマンスを大きく向上させることに寄与する。しかし、AIは依然として人間の固有の感情と経験を基にした創造力を完全に代替できておらず、これによって人間のデザイナーの重要性がさらに強調されている。したがって、AIと人間のデザイナーは、互いに補完的な関係を形成し、技術と芸術を調和させて新しい創作方式を模索するものと期待される。

講評	生成AIの進歩が社会に与える影響は計り知れず、映画美術産業においてもデザイナーの仕事がAIに代替されることが危惧されているが、AIと人間の相互補完的な役割分担や著作権などの問題点についてよく整理されている。日本よりもAIの活用が盛んな韓国の実態を知る美術監督とアニメ研究者に対する聞きとり調査が、考察により具体性を与えている。

キーワード1	映画美術
キーワード2	AIの活用及び 限界
キーワード3	著作権問題
キーワード4	創造性の価値
キーワード5