学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 浦坂 純子 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 使い勝手を重視したデジタル行政の実現に向けて |
内容 | 本論文では、様々な場面でユーザーの使い勝手が軽視されている現在のデジタル行政のあり方に疑問を唱え、その問題点を主にイギリスのデジタル行政の総称であるGDSを参考に述べている。現在、日本は多くのデジタルディバイド層を抱えているにもかかわらず、急進的なデジタル化を進めており、国民もそのことに苦言を呈している。デジタル庁が掲げている「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を」という目標に向けて、徐々に使い勝手を重視したデジタル化を進めているが、他の省庁を含め多くの公共団体が追随できていない。省庁と市区ではウェブサイト上での課題が異なっており、一定の水準を確保するべくデジタル庁が主導してデザイン改革を行う必要がある。日本の全ての公共団体で使い勝手の向上が急務であると共に、デジタル化を強制するのではなく、従来のアナログな行政手続きも一定数残して、デジタル改革を行わなければならないと考える。 |
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講評 | 2021年にデジタル庁が発足し、行政のデジタル化を急速に推し進めようとする動きの中で、ユーザー目線の「使い勝手」という観点から他国との比較を行っている。特に、主な省庁や自治体のサイトの使い勝手を調べ上げた表は力作である。マイナ保険証など、戸惑いの声の大きい施策が身近に数多く見られる。その事実をどう活かすかが問われているだろう。 |
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キーワード1 | デジタル行政 |
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キーワード2 | GDS |
キーワード3 | デジタルデザイン |
キーワード4 | デジタル庁 |
キーワード5 |