学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 上田 眞士 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | キャリア形成のためにすべきことを、コンサルと労働者の両面から考える |
内容 | 本論文においては、文献の比較研究と関連するデータの調査、そして海外と日本のキャリアサポートを比較し、それぞれの項目について検討することで課題点と、現状の成果物について洗い出すことができた。 まず労働者のあるべき姿を「キャリア権」を元に定義することから始めた。次にこの理想像を追求するための手段として、自分自身の関心が深い分野でもある、コンサルによるキャリアサポートについて、働きかける側と働きかけられる側の両方から課題点を挙げていった。また、このキャリアサポート制度は労働者サイドにとっても心身の備えが必要であるというのはもちろんであり、この点についても、労働者のモチベーション研究を元に追記した。 海外とキャリアサポートについて比較評価した結果、現在の日本には変化に富む時代に即していない面での改善必要性があるにせよ、「キャリコンサーチ」などを通じ、民間からの見える化が行き届いた免許制度などがある。法整備などといった段階はすでにクリアできているため、試験カリキュラムの内容改善などが課題であるとした。 |
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講評 | 皆さんの卒論のテーマを順不同で列挙すると、「若年非正規労働者が声を上げるには」「副業のメリットと現状の制度における課題」「男性育休推進をめざして」「CSRという概念の理解」「就職活動と雇用形態の関係性」「労働組合と若者の壁」「過小評価されるエッセンシャル・ワーカーの実態」「長時間労働の是正に向けて」「生成AIと営業職の可能性」「キャリア形成のためにすべきことを、コンサルと労働者の両面から考える」というのが、その一覧です。たしかに個々の論文を取り上げれば、その出来映えには精粗や優劣もあったように思います。けれども、テーマ発表から要綱発表、中間報告へと続いた一連の進捗管理にゼミ生皆が真面目に取り組んでくれた。その成果が現れているのだと積極的に受け止めています。そこでここでは、研究活動をめぐって私が大事だと考える要点を指摘して、それを皆さんに向けた贈る言葉、卒論作業を締め括る講評としたいと思います。 それは「わかりたい」という気持ち、「理解する」という作業を一番大切にして欲しいということです。そして、そのためには、一つには労働問題や社会的課題を取り上げるなら、問題の「現場」へと肉薄していく努力を大事にしてもらいたいということです。それは研究活動に限らず、日常の仕事の過程にもあてはまる、現場主義の基本姿勢だと思います。またいま一つには、貪欲に読書することが必要だということです。曖昧模糊としていた問題意識も鮮明にすることになりますし、課題の掘り下げも深まることになります。そして、その過程を通じて、皆さんの知的な体力を涵養することにも繋がります。やはり同じく、研究活動に限らず日常の仕事の過程にも通じる、基本的な心構えだと思います。あらかじめ役立つこと、目的地を定めた活動も大事です。けれども、私は安易に処方箋を書く前に、先ずは「理解する」という営みを、皆さんには今後も大切にしてほしいと考えています。 |
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キーワード1 | キャリアコンサルティング |
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キーワード2 | キャリア権 |
キーワード3 | 労働市場 |
キーワード4 | 多様化 |
キーワード5 |