学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 三山 雅子 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | リスキリングのメリットと課題に関する考察 |
内容 | 本論文ではリスキリングの定義、そのメリット、リスキリングに注目が集まる社会的背景を踏まえてリスキリング先行企業の事例を紹介し、日本のリスキリング導入に際する課題を解明することでリスキリングの必要性を論じた。 リスキリングが世界的に重視されるようになった背景には情報技術に関連したテクノロジーの飛躍的な向上によるIT人材需要の増加がある。テクノロジーは仕事の自動化と省人化をもたらすと同時に、新たな職域を生み出す。しかし、新しい職業に就くためには当然ながらそのためのスキルの習得が必要になる。いくつかの企業ではリスキリングを導入しており、米国企業では早くも成果を出している企業もある。日本でも取り組みが行われているが、まだ実証段階であり、本格的なリスキリング導入のための投資が急務となっている。 一方で日本社会全体でのリスキリング普及は芳しくない。リスキリング導入が滞っている要因は長時間労働、指導人材不足、モチベーション管理の3点の課題が絡み合っている。これらの課題を検討した上で日本企業はAIなどの先端技術を活用し、リスキリングの機運が高まりやすい環境をつくるべきであることがわかった。 |
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講評 | リスキリングがなぜ今社会的注目をあびているのか、リスキリングを導入することのメリットはなんのか、リスキリングを導入するにあたっての日本の課題について考察した論文である。先行研究を手際よく渉猟し、日本でリスキリング導入が滞っている要因は長時間労働・指導人材不足・モチベーション管理の3点が絡み合っていることを明らかにした、卒論らしい卒論である。 |
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キーワード1 | リスキリング |
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キーワード2 | DX |
キーワード3 | 社員教育 |
キーワード4 | 働き方 |
キーワード5 |