学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 三山 雅子 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 「幸せな人生を送るためには―近年の経済不況の原因から読み解く―」 |
内容 | 本論文は、人生における幸せに着目し、幸せを感じるために必要なものは何なのか、感じやすくするためにはどのような社会構造が必要なのかを明らかにすることが目的である。 そのために、まずホーソン実験やハーバード大学の研究をもとに幸せな人生を送るために必要なものは「豊かな人間関係」であることを明らかにした。次に、「豊かな人間関係」を得るために最も可能性の高い方法である結婚・子育ての現状を分析した。若者の結婚離れについて経済不況による男性の収入減、女性の経済的自立から考察している。また子育てについても、親の収入格差による教育格差に影響される子供の幸せについて考察した。そして、近年の経済不況では、若者は結婚・子育てを躊躇するので、日本は現在、経済不況と少子高齢化の負のスパイラルに陥っていると感じ、少子高齢化の現状・対策すべき点を考察した。 そこから、多くの人々に幸せな人生を送ってもらうために日本政府は、男女の出会う機会を増やす支援、恋愛・結婚支援、子育て支援に力を入れる必要があると考える。 |
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講評 | 人生における幸せに着目し、幸せであるためにはどのような社会構造が必要なのかを明らかにしようとした論文である。幸せであるためには「豊かな人間関係」が必要であると筆者は指摘するが、その豊かな人間関係を手に入れるための結婚と経済、少子高齢化との関係については、もっと突き詰めて考える必要があろう。 |
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キーワード1 | 幸福度 |
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キーワード2 | 経済不況 |
キーワード3 | 不本意未婚 |
キーワード4 | 収入格差 |
キーワード5 | 少子高齢化 |