学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 三山 雅子 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 転職市場の変遷と今後の展望 |
内容 | 本論では日本とアメリカの転職市場の違いとその背景、若年層を中心とした転職の増加について論じている。人生の3分の1を占める労働時間を有意義に過ごすためには、働きやすい環境で働くことが重要であり、転職はその有効な手段の一つとされている。近年、日本では転職が増加傾向にある。その背景には、職場環境や待遇への不満、新卒以外の第二新卒採用の普及、働き方への価値観の変化などが挙げられる。転職は特に20代から30代の若年層が中心で、企業も人手不足解消のため、若年層の採用に積極的である。 アメリカではジョブ型雇用が一般的であり、約4年ごとに転職することが多く、転職はキャリア形成の一環と捉えられている。日本は「新卒一括採用」「終身雇用」を特徴とする日本型雇用システムであるが、徐々に転職が珍しくなくなってきており、自己実現や生活の質向上の手段として、今後さらに活発になると予想される。転職に対し、マイナスのイメージを持つのではなく、キャリアアップや満足度の高い生活を送るための手段であると捉える必要があるだろう。 |
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講評 | もう一度行うことなど考えられないほど大変な就職活動を経て、学生は就職先を決め卒業していく。にもかかわらず、なぜ新卒就職した若者の転職活動は増加しているのか。この点と転職市場の今後について取り扱った卒論である、手際よくデータを整理し、そしてデータと格闘して自己の見解をまとめている点がよい。 |
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キーワード1 | 転職 |
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キーワード2 | 求職者 |
キーワード3 | メンバーシップ型雇用 |
キーワード4 | ジョブ型雇用 |
キーワード5 | ジョブリターン制度 |