卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名三山 雅子 年度2024年度
タイトル生活を守るために 労働に選択の自由を求めて
内容 日本の労働環境は、男性正規労働者と女性非正規労働者の役割分担が固定化され、多くの課題を抱えている。男性は長時間労働、転勤、頻繁な人事異動などの負担が大きく、健康や家族生活に悪影響を及ぼしている。特に正規雇用と非正規雇用の賃金格差が大きいことから、家庭を支えるために正規労働を選ばざるを得ない状況にある。一方、女性は家事や育児などの無償労働の負担が重くなっている。非正規労働者として雇用されることが多いので、日本は国際比較すると睡眠時間が短く、特に男性の無償労働時間が少ないことからも、家庭内での労働分担の偏りが顕著である。
講評 雇用労働における自由をジェンダーと雇用形態という2変数により解明しようとした意欲的卒論である。しかし、いかんせん卒論執筆の時間が少なすぎた。何ゆえに日本の正社員男性の労働時間は長く、かつ労働時間のジェンダーギャップが大きいのか?このような結果を導く雇用関係・労働政策のあり方自身も国際比較したならば、深みのある卒論になったであろう。
キーワード1 働き方改革
キーワード2 正規労働者
キーワード3 非正規労働者
キーワード4 労働組合
キーワード5