卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名三山 雅子 年度2024年度
タイトル「ブルシットジョブに隠れるエッセンシャルワーカーの現状と改善に向けて ドイツの非正規労働者への処遇と比較して」
内容 2020年のコロナ渦でも休むことなく、現場で働いているエッセンシャルワーカーに注目が集まった。私は彼らの待遇やどの程度過酷な環境で働いているのかということに興味が湧き、本論文を執筆した。またエッセンシャルワーカーとは反対に好待遇であり、当人たちも無駄だと感じるブルシットジョブの存在にも興味を抱き、本文でエッセンシャルワーカーと対比する形で分析していくことで、このブルシットジョブの存在も読者に知ってもらいたいと考えた。文献や論文を用いて、調べていく中でエッセンシャルワーカーの待遇は全体的に悪く、そして非正規労働者の割合が他の職業よりも多いことが分かった。生活の根底を支えるエッセンシャルワーカーの待遇を改善することが人々の生活を支えるためには必要不可欠である。つまり、エッセンシャルワーカーの中で高い割合を占める非正規労働者の待遇を改善することは、エッセンシャルワーカーとして働いている人々の生活改善に繋がるだけでなく、日本中の人々の生活の維持と向上に関係してくるのである。最終的に私は、非正規労働者の割合が多いエッセンシャルワーカーの待遇改善の可能性を、日本と酷似している部分の多いドイツを模倣することに見出した。
講評 日本のエッセンシャルワーカーの待遇改善にはドイツをモデルとすべきであるとの結論である。しかし、人事システムが異なるドイツのやり方をそのまま取り入れることができるのであろうかという疑問が論文を読んでもやはり残った。この点の考察を深めてほしい。
キーワード1 ブルシットジョブ
キーワード2 エッセンシャルワーカー
キーワード3 非正規労働者の待遇
キーワード4
キーワード5