学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 木原 活信 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | ゲーム依存関連の不登校に対するスクールソーシャルワーク—現代の子どもたちの生きづらさに着目して— |
内容 | 近年、ゲーム・インターネット依存症が不登校の原因や悪化因子の一つとして注目されている。学校において、人と環境の接点に介入していくという基本的視点をもったスクールソーシャルワーカーに期待されることとして、子どもがゲーム・インターネットに依存せざるを得なくなる背景を理解したうえで、子どもやその保護者、学校にアプローチして支援を展開する必要がある。本論文では、ゲーム・インターネットがあることが当たり前の環境で育つ現代の子どもならではの生きづらさを明らかにした。その結果、生きづらさの一つとして家庭的背景の影響が示唆された。家庭的課題への支援はまさにソーシャルワークの発揮されるところであり、家庭的背景や生活環境に起因する生きづらさを抱える子どもたちには、特にスクールソーシャルワーカーによる包括的な支援が必要であると考えられると結論付けた。 |
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講評 | 本論文は、ゲームやインターネット依存による不登校をテーマに取り上げ、スクールソーシャルワークの役割に焦点を当てて議論を展開したものである。現代の子どもたちがゲームやインターネットに依存しやすい環境にあることを背景に、家庭環境や社会的な要因を関連づけて生きづらさを分析した点は非常に興味深い。仮説の検証が十分であるとは言い難いものの、スクールソーシャルワーカーが包括的な支援を提供する必要性を明確に示した点は評価できる。さらに、依存問題に対応するための具体的な支援策を検討し、結論として包括的なサポート体制の必要性を提言した。今後、より実証的な検討を行い、実際の支援活動への応用が期待される。 |
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キーワード1 | スクールソーシャルワーカー |
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キーワード2 | 生きづらさ |
キーワード3 | 不登校 |
キーワード4 | ゲーム・インターネット依存 |
キーワード5 |