卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名空閑 浩人 年度2024年度
タイトルベトナム人技能実習生が抱える被害性と加害性~ボドイから見える異国の性質~
内容 本論文は、急増するベトナム人技能実習生に着目し、制度の現状と課題を多角的に分析する。少子高齢化による労働力不足を背景に、技能実習制度は労働力確保の手段として利用される傾向にあるが、「技術移転」という本来の目的から逸脱し、国際的な批判も受けている。「技能実習制度とベトナム人実習生の現状」「技能実習を取り巻く組織(監理団体と送り出し機関)と特定技能制度の関係」「技能実習からドロップアウトした「ボドイ」と呼ばれるベトナム人が引き起こす犯罪」の3点の考察を踏まえ、ベトナム人技能実習生が制度の中で被る被害と、ボドイとして犯罪に走る背景の両面からアプローチし、技能実習制度の根本的な歪みと搾取構造を明らかにする。さらに、日本語教育やキャリア形成支援の必要性を提言し、実習生の日本社会への適応と自立を促す具体的な方策を示すことを目的とする。特に、安価な労働力を求める日本社会の構造的な問題と、そこから生じる搾取構造に言及する。
講評 本論文は、ベトナム人技能実習生を取り巻く問題を多角的に分析したものである。技能実習制度や「ボドイ」と呼ばれる犯罪問題などについて丁寧な考察が、わかりやすく展開されている。これからの日本社会での外国人労働者との共存の道筋が示された力作である。
キーワード1 技能実習制度
キーワード2 管理団体
キーワード3 送り出し機関
キーワード4 特定技能
キーワード5 ボドイ