学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鵜飼 孝造 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | テレビとインターネットの共存 |
内容 | テレビは情報伝達や文化形成の中心的役割を果たしてきた。ニュースや教育番組を通じて情報を提供し、家族や世代間のコミュニケーションを促進する一方、近年、若者のテレビ離れが注目されている。インターネットの普及により、若者はSNSや動画配信サービスを通じて迅速かつ多様な情報を受け取るようになったが、インターネットはテレビと違い、自由度や速報性が高いため、信頼性に欠ける場合がある。若者のテレビ離れが進んでいるなか、テレビは家族の「団らん」の場としての役割を失い、個別視聴やスマートフォンを使った「ながら視聴」が主流となっている。本論文では、テレビ離れが進むことで家族間のコミュニケーションが減少することを問題だと考え、クイズ番組やバラエティー番組に焦点を当てながら、それぞれの番組の特徴を述べ、そのような番組を通して家族間のコミュニケーションが生まれることを願っている。そして今後は、テレビとインターネットのそれぞれの長所を生かしながら共存していく未来に期待したい。 |
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講評 | 「オールドメディア」的な弱点ばかりが指摘されがちなテレビであるけれど、この論文ではあえてクイズ番組やバラエティ番組を集中的に分析することで、インターネットにはない「家族団らん」のようなコミュニケーション機能に注目している点が面白かった。他方で、テレビもデジタル化やライブラリー化が進んでいて、新たな展開が求められていることにも目配りできているところも良いと思った。 |
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キーワード1 | テレビ離れ |
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キーワード2 | ながら視聴 |
キーワード3 | テレビとインターネットの共存 |
キーワード4 | |
キーワード5 |