学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鵜飼 孝造 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 人が幸せを感じる要因 ―三大幸福論とインタビュー調査を分析してー |
内容 | 近年、日本、世界、どちらにおいても人々の「幸せ」の要因に直結する部分においての社会問題が多く発生している。その中で幸せとはどのようなものであるのか、人々はどのように幸せを感じるのかについて考察を行った。 第1章では、三大幸福論から、幸福は、自己の在り方という内面的要因と、他者や社会との繋がりという外的要因、どちらにも影響を受け得ることが分かった。第2章では、他者の存在のような外的要因が、幸福を増大させる要因であるのではないかと考えた。第3章では、インタビュー調査を通して、幸福には自分自身の自由な感覚が重要なポイントであることが考えられた。 以上のことから自由の中で自己の規則に則り、自分本位に活動することや、他者に期待しすぎないこと、マイナスをプラスに考えることのような、内的要因が幸せにおいて大切であると考えた。一方で、他者の存在や社会とのつながりといったような、外的要因もまた、幸福であるためには必要不可欠であると考えられ、三大幸福論ではアランの主張が最も結論に近いと言えると考えられた。 |
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講評 | アラン、ラッセル、ヒルティという三大幸福論、北欧。ブータン、フィジーという幸福度が高いとされる国、そして同年代の若者へのインタビューという、一見、無関係な対象について考察分析した論文で、当初は「どういうつながりが?」という懸念があったが、主観的な幸福感と客観的な他者との関係という軸のもとにうまくまとめられていて、読み応えのある論文になったと思う。 |
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キーワード1 | 幸福 |
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キーワード2 | 三大幸福論 |
キーワード3 | 自由 |
キーワード4 | |
キーワード5 |