学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鵜飼 孝造 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | インディーズバンドが売れるには ―リバイバルとSNS運用― |
内容 | インディーズバンドは音楽業界で独自の存在感を放ち、近年その影響力を拡大している。その背景には、デジタル技術の進化やSNSの普及といった現代の社会的変化がある。音楽の拡散が容易になった一方で、競争の激化という課題も浮き彫りになっている。本稿では、インディーズバンドの成功要因を分析し、特に近年注目を集めている要因として、J-POPのリバイバルやSNSを活用したプロモーション、ライブ活動を通じたファンベースの形成に焦点を当て、筆者がプロモーションに携わるインディーズバンドPULPSを例に考察した。インタビューを合わせたフィールドワーク調査やSNSデータ分析を行った結果、成功には音楽制作だけではなく、ターゲット層の明確化、戦略的なマーケティング、ブランドイメージの構築が不可欠であることが確認できた。さらに、SNS、ラジオ、ライブ活動を相互に補完しながらリスナーとの強固な関係を築くことが、競争の激しい音楽市場で持続的な成長を実現するための重要な要素であることも明らかとなった。 |
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講評 | 著者自身がインディーズバンドのスタッフとして活躍してきた人なので、実践からこの論文が生まれたといえる。インディーズとは独自の音楽活動をしている人たちのはずだが、デジタル化やインターネット化が進んで、メジャーバンドと同じようなプロモーションやブランディングが求められるようになっているという点が発見であり、皮肉な現象だとも思った。 |
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キーワード1 | インディーズバンド |
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キーワード2 | 音楽プロモーション |
キーワード3 | SNS |
キーワード4 | |
キーワード5 |