卒業論文詳細

学科社会学科 ゼミ教員名鵜飼 孝造 年度2008年度
タイトル日米マンガ比較から見る日本マンガ ――日本マンガが何故これほど海外で注目されるようになったのか――
内容  当たり前に読んでいたマンガが世界各国で、「MANGA」として人気が出てきたことに対して疑問を持つようになった.何故日本のマンガであったのか,他国とどのような違いがあるのかについて考察しようと思い,様々なマンガで有名な日本とアメリカの二ヶ国に絞り考察していくことにした.第一章では,マンガの日米歴史比較を通し,その背景が現在のそれぞれのマンガにどのような影響を及ぼしたのかについて調べた.第二章では,日本マンガの進出経路やアメリカで受け入れられトップを占めるマンガ3つについてその内容を考察した.第三章では,自分の好きなマンガである少女マンガ「NANA」を取り上げ、日本マンガの特徴であると考えた繊細な心理の描写や,どういった点でストーリー性が高いと言えるのかということについて考察していった.そして,社会がマンガに対して寛容であり,比較的自由に描けたという歴史背景を持つ日本マンガは,人が感じる内面の部分が繊細に描かれており,読むという行為のなかで,感動体験をしていくことのできるストーリー性の高さに長けているため人気を博したという結論に至った.
講評 いつもは、ふわ~としているのだけど、仕事が始まると短期決戦型。一気呵成に書き上げましたね。マンガへのIMYさんの弾んだ気持ちが良く表れた論文だと感じました。まあしかし、急がば回れ、じっくりコツコツも必要。わかっているとは思いますが。
キーワード1 日米マンガ
キーワード2 歴史的寛容さ
キーワード3 心理描写
キーワード4 ストーリー性
キーワード5