内容 |
地震や災害での死者や負傷者の多くは、「65歳以上の高齢者となっている、災害時要援護者である。(要援護者の避難支援ガイドライン補足)」その災害時要援護者をどのように支援するのか、また要援護者を災害時における人的被害を少なくしていくということが重要課題(内閣府防災情報のページ)となっているおり、要援護者を実際の災害時よりよい避難支援を行うためにはどうすればよいのか、災害時要援護者の避難支援ガイドラインがあるにもかかわらず、この要援護者の避難支援ガイドラインだけで要援護者の避難支援を行うことができるのであろうかという考えに対し、要援護者避難支援において基礎となるガイドラインだけでは、対処しきれていないのではないだろうかという事を検証した。
この研究では兵庫県大開小学校での現地調査・意見交換会、防災訓練後の意見交換会、防災訓練意見交換会の反省会で得られた、実際の要援護者の声とガイドラインを比較することで、バリアフリーやユニバーサルデザインの考え方を考慮し、要援護者とともに考え、要援護者の立場に立つことの重要性を訴えた。そして具体的な要援護者支援案を作成する必要性があるのではないかと考えた。 |