学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 立木 茂雄 | 年度 | 2008年度 |
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タイトル | 阪神・淡路大震災における神戸市の死者・建物被害 |
内容 | 1995年1月17日午前5時46分、野島断層が動き地震が発生した。この震災は阪神・淡路大震災と呼ばれ、兵庫県の沿岸部に多大な被害をもたらした。その死者の数は1996年12月で6,425人(自治省消防庁)とされており、これらは震災後の自殺や病死による震災関連死を含んでいる。この震災関連死を含まない災害による死者でさえ5,480人とされている。 第二章では、震災の死亡者発生状況の詳細、建物倒壊被害と人的被害の関連性、地区によっての被害の違いなどについての先行文献をまとめている。これまでの研究では、年齢や性別といった基本的な属性には着目してきたものの、収入と死亡者の関連性についてはほとんど研究されず、「何故、倒壊するような建物に住んでいたのか」ということについては述べられていなかったのである。 前述の理由から、第三章では、国勢調査と住宅統計調査から計算した町丁目別の収入階級別データ、国勢調査からの人口統計、震災の死亡者データ、平成7年兵庫県南部地震被害調査最終報告書(建設省建築研究所による)を用いて分析を行った結果をまとめた。 四章では、三章の結果の考察とまとめを記した。 |
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講評 | 本年度は16本の卒論が執筆されました。その内訳を大別すると、大きく4つのグループに分かれました。(1)家族社会学に関する実証・文献研究が5本、(2)社会学的自己論に関する実証研究が4本、(3)防災および防犯に関する実証研究が4本、(4)その他が3本(NPO内の人間関係、芸術家の社会関係、知識社会学的理論研究)でした。どの研究も3回生の終わりには先行研究のレビューを済ませ、就職活動の合間を縫うようにして現場でデータを集め、関連研究をフォローし、論を理組み立てるといった作業を精力的におこなった力作がそろいました。 |
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キーワード1 | 阪神・淡路大震災 |
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キーワード2 | 死者 |
キーワード3 | 建物被害 |
キーワード4 | 収入階級 |
キーワード5 |