学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 小林 大祐 | 年度 | 2010年度 |
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タイトル | 現代またはこれからの時代における‘CDが売れる要因7’とは~オリコンデータを用いた実証分析~ |
内容 | 本稿では、「CD不況」と呼ばれるように年々CDが売れなくなっている音楽市場の現状において、どのような特徴をもったアーティストの作品がランキングの上位にランクインしているのかについて、オリコンデータを用いて実証を試みる。 CDが売れる要因は音源以外の「付加価値」によって決定されるという仮説をたて、独自の方法で6つのジャンルにわけて、1989年~2009年のオリコン年間シングルCDランキングをもとに年別にランクインしている作品数の集計をおこなう。さらにジャンルを男性・女性アイドルとバンド・シンガーソングライターの2つに絞り、付加価値を独自の方法で数値化し比較分析をおこなう。 その結果、付加価値を用いた販売戦略によって売上げ減少を食い止めることに成功しているのは男性・女性アイドルであり、バンド・シンガーソングライターは付加価値戦略がうまくいっていないので売上げ減少に歯止めがかかっていない、という結論にいたる。そして、その付加価値戦略の有効性の違いについても、音楽市場のあり方とその衰退の原因と関連させて考察していく。 |
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講評 | 近年、音楽の需要のされ方の主流がネット配信にシフトし、CDが売れなくなる状況下で、CDを売るためには何が必要かについて、楽曲以外の付加価値に注目し、オリコンの年間ランキングのデータから検証を試みている。先行研究からの関連についての記述が不十分であるが、仮説は明確で分析への展開の仕方も分かりやすい。分析については、一通りのことは行っているが、ネット配信や社会情勢との対応についてもう少しデータがあると、より説得的な議論になったはずである。 |
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キーワード1 | 音楽市場 |
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キーワード2 | CD |
キーワード3 | オリコン |
キーワード4 | 付加価値 |
キーワード5 | アイドル |