学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 小林 大祐 | 年度 | 2010年度 |
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タイトル | 音楽ファン集団の集団凝集性~HYファンとDir en greyファンの集団比較~ |
内容 | この卒業論文ではHYとDir en greyという二つのバンドのファンを集団凝集性という観点から比較しようと試みた。集団凝集性の定義は研究者によって様々だが、この論文中での定義は、フェスティンガーや他の研究者の言葉を借りて、「集団内のメンバーに対して同じ仲間だというわれわれ意識を感じさせ、そして集団メンバーとしてとどまりたいと思わせる心理学的力の総量」とする事にする。 2.先行研究の章ではM・Aホッグの「集団凝集性の社会心理学」を参考に、凝集性研究初期のフェスティンガーらの主張とその批判、そして修正された新しい凝集性概念の提案など、1950年代からの凝集性研究の歴史を通じて集団凝集性とは何かを説明していく。 3.仮説の章では、これまでの凝集性研究を踏まえて、音楽ファン集団の凝集性について予測していく。 4.分析の章では、実際に両バンドのファンの方々を対象にしたアンケート調査を行い、そのデータを用いた統計的な分析によって仮説を検証していく。 |
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講評 | 音楽ファンにおける集団の特性を、集団凝集性という観点から論じ、ビジュアル系バンドといわゆるJ-popバンドのファンへのアンケート調査データの量的分析から検証を試みている。明確な問題意識を基に、先行研究も数は少ないが十分に内容の吟味が行われているので、仮説に至るまでの展開は分かりやすい。ただ、アンケート調査については、いかんせんケース数が少なく、説得的な結果を提示するまでには至らなかったことは残念な点である。 |
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キーワード1 | 集団凝集性 |
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キーワード2 | 対人魅 |
キーワード3 | 社会的アイデンティティ理論 |
キーワード4 | 自己カテゴリー化理論 |
キーワード5 | プロトタイプ |