学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鯵坂 学 | 年度 | 2010年度 |
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タイトル | まちづくりNPOのあり方と課題 ―NPO法人KOBE鉄人PROJECTによる神戸市長田区活性化を事例に― |
内容 | 神戸市長田区は、下町情緒あふれたコミュニティ豊かなまち、粉もんのまち、といったよいイメージを持たれつつも、インナーシティ問題が起きているまち、阪神淡路大震災で被災したまち、というマイナスイメージも持ち合わせてきた。しかし、2009年に高さ18mの巨大な「鉄人28号」モニュメントが建造されてから、鉄人28号のまちとして全国に知られるようになり、長田のまちは活気付きだした。そのモニュメントを建造したのが、NPO法人KOBE鉄人PROJECTである。KOBE鉄人PROJECTは、長田区の活性化を目的としたまちづくりNPOである。鉄人モニュメントに始まり、現在まで多くの事業に取り組んでいる。本稿では、KOBE鉄人PROJECTに焦点を当て、集客力が上昇したことでまちづくりに成功したと言えるのか、今後も現在のようにある程度結果を残しつつ存続していけるのかを分析・考察している。 |
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講評 | 結果として卒業論文の完成度にはかなりの差が見られた。もう少しで修士論文並みになるような高度なものと、先行研究や資料の一部を引用しただけの「つまらない」ものがあった。卒論で明らかにする課題をしっかり持ち、先行研究を的確に理解し、それに基づいて明確な分析枠組みを持っていたかどうかが、卒論の出来不出来の要因となった。その差異の原因は、就職活動の終了の時期による時間的なものあったが、大学生活最後の作品である卒論に取り組む各自の姿勢が大きかったのではと推察している。時間があったのに適当に論文をまとめた人、時間的に困難があっても、フィールド・ワークや資料収集にしっかり取り組んだ人もあった。 なお、3回生までの社会学科の授業の内容をあまり吸収していないと思われる論文もかなりあった。また、論文を書く視点が自己の日常的な経験に留まり、錯綜する現代社会を理解しようとする社会学的想像力が身についていないのでは、と感じられる論考もあった。 |
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キーワード1 | まちづくり |
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