学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 藤本 昌代 | 年度 | 2010年度 |
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タイトル | 友人間でのファッションの類似について――同志社大学女子学生の事例から―― |
内容 | 被服は自己を表現するという重要な役割を持っている。そのため、被服はその人独自のスタイルになるはずである。しかし、街中の友人同士だと思われる人々を見てよく感じることがある。それは、皆、服装が似通っているということだ。本論文では被服の持つ社会・心理的機能に着目し、被服の類似が起こる要因、またその機能について述べている。そして、実際に同志社大学の女子学生で同質的な服装をしている友人2人、または3人組にインタビューを行うことで、仲の良い友人同士に服装の類似が見られる要因についての事例分析を行った。インタビューでは彼女たちは、無意識のうちに友人間で好まれる服装に同調することで仲間意識をより強固なものにし、そのなかで微妙な違いを意識することで独自性欲求も満たしている。被服の心理・社会的機能をバランスよく活用しているということがみてとれた。 |
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講評 | 本論文は被服行動に着目し、女子学生が友人間でファッションの好みが影響し合う傾向を分析したものである。友人関係の数と意識、行動に関する研究が多い中、ユニークな着眼点であることが評価できる。論文としてはキー概念である同質性、模倣といった状態に対して、筆者により同質的と類型化されたものが、視覚的には理解できるが、類型化の指標の記述があいまいであったため、読者にはわかりにくい部分もあった。もう少し早く文章化できていれば、さらに完成度が高まったと思われる。 |
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キーワード1 | 被服行動 |
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キーワード2 | 同調行動 |
キーワード3 | 類似 |
キーワード4 | ファッション |
キーワード5 |