学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2013年度 |
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タイトル | 「私大における学部新設成果の考察-1995~2012年における学部新設・廃止数データをもとに-」 |
内容 | 1991年の大学設置基準の緩和を機に大学や学部の新設により入学定員枠が拡大する一方で、18歳人口の減少が需要と供給のバランスを崩し、大学を取り巻く経営環境は今後厳しくなることが予測される。また学部名称の多様化は、受験生を混乱させ、「何を学ぶのか分からない」という進路選択の障害であることが考えられる。そこで、本研究では、学部新設が学生確保に向けて効果があるのかという問題意識のもと、私立大学に焦点を当てて、学部新設・学部廃止の動向、そして10の学問分野における入学定員充足率の関係性を分析した。 その結果、一部の学問分野に学生確保の効果が見受けられたが、積極的に学部の新設を行うよりも、増えた学部を廃止することに積極的である私立大学像が明らかになった。こうして成果が出ない学部の廃止をすることで経営のスリム化を図っている私立大学の思惑が読み取られた反面、今後どのような学部新設が求められるかという課題が残った。 |
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講評 | 2013年度の卒業論文執筆者は6名であった。全員が高等教育に関連したテーマを扱い、「留学に関する問題」、「高校への大学広報のあり方」、「就職支援システムの分析」、「編入制度に関する問題」、「私立大学の教員養成制度に関する問題」、「私立大学の新学部設立の動向」等が具体的なテーマであった。昨年ゼミ担当教員が国内研究で3年生ゼミを担当していなかったことから、4年次から全員が本ゼミに所属して研究を進めてきた。指導時間が短かったにも関わらず、各人が自主的に、自律的に研究を進め、例年以上に論文執筆は順調であったというのが印象である。当該ゼミでは、生のデータを集めて、分析するということが最も大きな壁であるが、それにも全員が積極的に関わり、自立的に進めてきただけでなく、学生同士が協力しあい、励まし合いながら論文執筆を行ってきた。このような経験は貴重であると思うし、是非社会に出ても、こうした経験を活かすことを期待している。 |
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キーワード1 | 学部新設 |
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キーワード2 | 学生確保 |
キーワード3 | 入学定員充足率 |
キーワード4 | 大学設置基準の緩和 |
キーワード5 | 学士名称 |