学科	社会学科	ゼミ教員名	鯵坂　学	年度	2011年度
タイトル	ペーロンの概要と現状について

内容	ペーロンとは長崎県や兵庫県相生市、また熊本県の天草地方で行われているスポーツである。全国的、国際的にはドラゴンボートと呼ばれるこのスポーツは、それぞれの地域で独自の発展を遂げてきた。その発展の仕方はさまざまで、同じ県内でも地域によって異なる。 　本稿では、長崎県内では南部地域にあたる長崎市深堀町鍛冶町地区における参与観察を中心に長崎市行政担当者、深堀町行政担当者、地元大学でペーロンについて研究する研究者と兵庫県相生市行政担当者へのインタビューを行い、ペーロンが抱える問題について競技者と運営側の両面から記述する。フィールドワークを中心とした調査によって現在のペーロンが抱える問題を現場の生の声によって聞き取り、記述した。ペーロンの継承についてや資金難について、伝統文化としてのスタイルとスポーツとしてのスタイルを併せ持つペーロンについての現状を探っていく。

講評	今年の卒業論文は、例年に比べて良くできた論文が少なかったように思います。その理由は、①就職活動が長引いた人がかなりあったこと、②早めに就職が決まった人の中でも、取りかかりが遅い人がいたことだと思います。　卒業論文をしっかり書くことにより、論理力、表現力、情報収集力などがついて、実社会で生き抜いていく力が付きます。分りやすい明晰な文章が書ける人こそインテリ（intelligentia）です。 　卒業後も的確な情報を集め、それをもとに明快な文章が書けるように自分を鍛えてください。

キーワード1	ペーロン
キーワード2	伝統文化
キーワード3	スポーツ
キーワード4
キーワード5