卒業論文詳細

学科社会学科 ゼミ教員名鯵坂 学 年度2011年度
タイトル松ヶ崎の地域における盆行事
内容  京都の夏の風物詩で広く知られている五山送り火だが、400年以上の長い歴史があるにもかかわらず、実際に送り火をおこなっている人々についてはあまり知られていない。そこで、五山送り火の一つである松ヶ崎妙法送り火をおこなう人々に焦点をあて、行事継承の意思がどのように生まれ、長く継承し続けることができているのか、彼らの盆行事である妙法送り火と題目踊り、さし踊りの実態をフィールドワークとインタビュー調査によって明らかにした。そこには強い宗教信仰がもとになって地域共同体の意識が構築されていた。
 また、松ヶ崎における昔と現在の盆行事を比較したことで、都市化という彼らを取り巻く生活環境の変化が、盆行事を変化させ、松ヶ崎以外の人々や組織の協力のもとに現在の盆行事が成り立っていることがわかった。
講評  今年の卒業論文は、例年に比べて良くできた論文が少なかったように思います。その理由は、①就職活動が長引いた人がかなりあったこと、②早めに就職が決まった人の中でも、取りかかりが遅い人がいたことだと思います。 卒業論文をしっかり書くことにより、論理力、表現力、情報収集力などがついて、実社会で生き抜いていく力が付きます。分りやすい明晰な文章が書ける人こそインテリ(intelligentia)です。
 卒業後も的確な情報を集め、それをもとに明快な文章が書けるように自分を鍛えてください。
キーワード1 松ヶ崎
キーワード2 盆行事
キーワード3 信仰
キーワード4
キーワード5