学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 板垣 竜太 | 年度 | 2012年度 |
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タイトル | 古都「京都」のイメージと「京都タワー」 |
内容 | 京都は2012年「トラベル+レジャー詩」の世界観光都市ランキングにおいて、国内で初めて第9位となり、観光都市として注目を浴びている。その中で、京都の表玄関に位置し、京都のシンボルともいえる京都タワーの来塔者数は開業翌年の1965年には年間97万人となったものの、その後漸減し、40万人前後で推移している。本稿では、歴史的観光都市として京都に注目が集まる中、創業当時に比べ京都タワーの来塔者数が減少している要因について、人々が京都、京都タワーに抱くイメージに焦点を当て、考察する。同志社大学生100名に対してアンケート調査を行った結果、京都という立地上、周囲の景観に配慮して建設された京都タワーは、京都、大阪、東京とも違う新たなイメージを築きつつあることが明らかとなった。京都タワー建設当時の方針である京都の「古い伝統の維持」とタワーという「近代的な建築物」との矛盾や困難を克服する姿は、まさに「保護」と「開発」の間で生き延びていく「京都」の象徴としてふさわしい建築物ではないかと考える。 |
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講評 | 京都観光では必ずしも人気があるとはいえない京都タワーに注目し、京都イメージについて考察するという視点は興味深い。同志社大生という限定があるとはいえ、100名に質問紙調査し、リピーターの少なさとイメージとの関係をある程度明らかにした点も評価し得る。京都タワーそのものの取材の不足、統計の扱い方の不馴れな感じ、論文全体の有機的な結合の不足といった点ではやや不満の残る論文であるが、斜めから見た京都という点で面白みのある内容であった。 |
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キーワード1 | 観光 |
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