学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | FABIO RAPHAEL GYGI | 年度 | 2012年度 |
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タイトル | 海外でのボランティア活動―大学生へのインタビュー調査から― |
内容 | 大学において海外旅行、留学、インターンシップ、など様々な手段で海外に行くことができる時代となってきた。そんな中、近年長期休暇を利用して海外へボランティア活動を行う者が増えてきている。海外ボランティアの費用は海外旅行よりも割高であり、海外でボランティア活動を行う上では国内のボランティア以上のリスクを負う可能性もある。本稿では、なぜ多くの大学生が海外へボランティアに行くのか、海外ボランティアに行くことでどのような変化があったのか、そして活動を行う上でどういった問題が生じているのかという問題設定をし、海外ボランティア経験者である大学生にボランティアにインタビュー調査を行った。その結果として、実際に海外へ行くことでボランティアに対する意識が変化するということ、そして海外でボランティアを行うことは「困っている人を助ける」といったボランティアの本質だけでなく、「人との関わり」を作り上げる役割を担っていることが明らかとなった。 |
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講評 | 今年は初めてファビオゼミから卒業者13名が出る。卒業論文のテーマは世論調査の政治的な効果から臓器移植に関する比較研究まで幅広い分野に渡る。方法 論も、エスノメソドロジーからインタビュー調査とアンケート調査を含む質的研究法が多かったが、計量的なものもあった。しかし全体的に言えるのは、議論が不十分である。優秀な出来映えの二人を除けば、全員の議論にかなり無理がある。 問題意識がはっきりしていなかったり、ただ幾つかの事例を羅列して述べているだけのものや、学術論文と言えないエッセイ的になったもの、設問と結論が微妙に一致していないもの、質的研究法で得られたデータをムリヤリに仮説検証型に押し付けるなどの失敗がよく見られた。自分で得られたデータからどんな結論を導き出せるのかという点でもかなり論理上の無理が多 かった。ギリギリ最後までに卒論を後回しにした人は、調査の醍醐味を感じたのか「もっと早くやれば良かった」と言っていた。取りかかりが遅かった点に関しては、指導教官として厳しさに欠ける面があったと反省している。 |
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キーワード1 | 海外ボランティア |
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キーワード2 | 多様化 |
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