学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鯵坂 学 | 年度 | 2013年度 |
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タイトル | 学校制服への意識と服装 ―大学生へのインタヴューから |
内容 | 現代社会において衣服は、生活する上で、欠かせないものであり、ノンバーバルコミュニケーションの手段として、衣服には周りの人に自分のことを伝える力がある。 日本では、多くの学校で制服が指定されている。しかし、社会状況の変化とともに、学校制服の意義や目的も変化しており、学校制服の存在やデザインが、学校の志願者数にまで影響を与えるようになっており、その存在について多くの議論がなされている。 本稿では、まず衣服のもつ特徴にふれ、制服のもつ機能や役割について述べたうえで、学校制服の歴史や役割の変換をふまえ、高校時代に学校制服が指定されていた大学生と、服装が自由化されていた大学生にたいしておこなったインタビュー調査から、学校制服に対するイメージ、服装の規制、高校から大学への服装の自由化への思いについて考察する。 調査の結果、学生は学校制服を肯定的にとらえているということや、服装規制への反発と着崩しに対する肯定的な意見、大学での服装の自由化にたいする戸惑いや不安が明らかになった。 |
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講評 | 今年の卒業論文は、全体として完成が遅れ、みんなが本当に提出できるかどうか、教員の方はかなり心配しました。また内容としては、「修士論文」に近い高度なレベルのもの、先行研究や資料のコピー・ペーストが多い剽窃まがいの論文、引用ばかりの「つまらない」論文もありました。なお、フィールド・ワークの叙述部分では、「きらり」と光る作品もありました。評価は、A:2人、B:4人、C:3人、D:1人でした。 卒論の出来不出来の主要な要因は、第1に、卒論で明らかにする課題をしっかり持ち、先行研究を広く収集し、これらを的確に理解し、それに基づいて明確な分析枠組みを持っていたかどうかがあります。第2に、就職活動の終了の時期の早い遅いによる時間的なこともあったのでしょうが、大学生活最後の作品である卒論に取り組む各自の姿勢が大きかったのではと考えられます。時間があったのに適当に論文をまとめた人、時間的に困難があっても、量的調査やフィールド・ワークや資料収集にしっかり取り組んだ人もいた、と思います。 卒業論文にしっかり取り組むことにより、論理力、表現力、情報収集力などがついて、実社会で生き抜いていく力が付いたと思います。分りやすい明晰な文章が書ける人こそ本当に大学での勉強をした人です。卒業後の実社会でも、的確な情報を集め、それをもとに分析し、解決策を析出できるように自分を鍛えてください。 |
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キーワード1 | 学校制服 |
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キーワード2 | 服装規則 |
キーワード3 | 服装の自由化 |
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