卒業論文詳細

学科社会学科 ゼミ教員名FABIO RAPHAEL GYGI 年度2013年度
タイトル専門性を持つ女性の結婚・出産後のライフコース ―結婚・出産後も社会で活躍する女性たちへのインタビュー調査から―
内容  現代日本社会において、女性の社会進出はまだ進んでいるとは言えない。ジェンダーの社会学では、この現状を批判的に論じており、性別役割分業や性別職域分離などの男女不平等の社会の構図は未だに数多く存在する。女性は結婚・出産を機に仕事を退職し、家事・育児に専念し、子供の手が離れたころに再就職するM字曲線が女性の働き方の一般的な形である。再就職の際、多くの女性は初職に戻るのではなく、パート等の非正規雇用として働きに出る。このような育児後の女性に対する不利な社会の構図は確実に存在する。しかし、その中でも専門的な知識や技能を持つ女性たちは、子育てと仕事をうまくこなして、より充実生活を送ることができるのではないだろうか。
 このことを調査するために、専門職女性、非専門職女性、専業主婦、計8名に結婚・出産後のライフコースに関するインタビューを行った。その結果、専門職女性が元の職種に復帰しやすいことや、子供の成長にしたがって仕事観が変化していくこと、女性たちにとっての社会とのつながりの重要性などが明らかになった。


講評
キーワード1 女性のライフコース
キーワード2 専門職
キーワード3 職場復帰
キーワード4
キーワード5