学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鯵坂 学 | 年度 | 2014年度 |
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タイトル | 地方中心都市出身女性のライフコース選択と居住地選択 |
内容 | 本稿では、高等教育機関の有無や産業構造などによって生まれる地域におけるローカル・トラックに着目し、地方中心都市に生まれた短大・専門学校卒業学歴を持つ女性に焦点を当て、そのライフコース選択とそれに伴う居住地選択との関連について明らかにすることを目的に調査を行った。調査は、島根県松江市の市立中学の卒業生10名に対し、直接面談という形式でそれぞれ約1~2時間のインタビューを行った。調査対象者の中学時代から描いていた将来像や、進学、就職、結婚、出産などのライフイベント時における選択と居住地選択の理由について、地域性、学歴、性別、家庭環境、友人ネットワークなどの観点からインタビューを分析した結果、イメージされる職種の限定性、女性であるがゆえに起こる結婚や出産などの人生の転機における居住地の限定、進学における流出が必須な地域ではないがゆえに起こる家庭環境や友人ネットワークなどのよりパーソナルな要因が明らかになった。 |
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講評 | 今年は卒論の取り組みが遅れた人が、例年以上に多くて残念でした。提出1ヶ月前に、研究テーマ・対象をかなり変えた人、なかなか調査対象を決められなかった人などがいました。一方で、先行研究を踏まえて、夏前に調査の準備にとりかかり、夏休みに調査を実施し、さらに新しい先行研究や資料を見つけて、その枠組みを用いることにより、充実した論文となった人もありました。それらには、Aを付けて在ります。 気になった点は、以下です。 ①先行研究の探し方が不足している論文が多かった。そのために、自己の研究を進めていく際の分析視角や、インタビューの課題が明確でなく、論文全体が未熟なままとなっていました。 ②参照文献の引用注があったものの、かなりの分量の丸写しが見られる論文が見られました。 ③インタビューの準備、開始の遅れから、3~6人程度の対象にしか、面接していない論文がありました。 |
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キーワード1 | ローカル・トラック |
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キーワード2 | 女性 |
キーワード3 | 地方中心都市 |
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