学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鯵坂 学 | 年度 | 2014年度 |
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タイトル | 高級住宅地における「住環境」共同体 ―芦屋市六麓荘町の事例から― |
内容 | 日本における郊外住宅地の開発は、大正末期から盛んになった。なかでも戦前期に開発されたものは、民間資本による明確なコンセプトで計画的に開発された住宅地が多く、当時から住環境や景観の維持・管理に関する厳しい取り決めが行っていたことが特徴だ。それらは、敷地の広さや緑の豊かさなどの良好な住環境から、現在では高級住宅地になっている事例が多い。それらには、開発以後の経済社会の変化で、かつての高級住宅地としての様相が薄れている地域も多いが、変わらず高級住宅地としてその環境を維持してきた場所がある。それには<良き住環境>の維持に注力する、まちづくり組織の存在が大きな意味を持ってきた。今回は関西圏で有名な高級住宅地である芦屋市六麓荘町を調査対象地とし、まちづくり組織である町内会と住民に対してのインタビューを行なった。そして、開発当初から高級住宅地としての住環境と景観を維持し続けることを可能とした、その意識や活動に焦点をあてることで、関西圏内における高級住宅地の変容と、今後の在り方について検討した。 |
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講評 | 今年は卒論の取り組みが遅れた人が、例年以上に多くて残念でした。提出1ヶ月前に、研究テーマ・対象をかなり変えた人、なかなか調査対象を決められなかった人などがいました。一方で、先行研究を踏まえて、夏前に調査の準備にとりかかり、夏休みに調査を実施し、さらに新しい先行研究や資料を見つけて、その枠組みを用いることにより、充実した論文となった人もありました。それらには、Aを付けて在ります。 気になった点は、以下です。 ①先行研究の探し方が不足している論文が多かった。そのために、自己の研究を進めていく際の分析視角や、インタビューの課題が明確でなく、論文全体が未熟なままとなっていました。 ②参照文献の引用注があったものの、かなりの分量の丸写しが見られる論文が見られました。 ③インタビューの準備、開始の遅れから、3~6人程度の対象にしか、面接していない論文がありました。 |
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キーワード1 | 高級住宅街 |
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キーワード2 | まちづくり組織 |
キーワード3 | 住環境共同体 |
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