学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2014年度 |
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タイトル | ドイツにおける教員養成―理論と実践を統合した教員養成― |
内容 | 教員養成制度は各国で異なり、育成しようとする教員像も同じということはないであろう。本論文では、各国の教員養成の中でも優れているとされるドイツの教員養成に着目した。ドイツの教員養成制度は、大学での学修と試補勤務という二段階で行われている。また、近年の教員養成に関する動向としては教員養成スタンダードの作成と活用、ポツダム・モデルなどが挙げられる。これらの二段階での教員養成、新たな取り組みはすべて「理論と実践の統合」を目標に掲げ、しっかり果たしている。この点が、ドイツの教員養成が優れているとされる大きな要因であると結論付けた。二段階での教員養成制度では、大学の学修で理論的側面、試補勤務で実践的側面を重視した養成を行うことはもちろん、各段階においてもしっかりと理論と実践の統合を図った制度設計になっていることも注目すべき点である。日本をはじめ、教員養成に課題を抱える国は多くあるが、ドイツの「理論と実践の統合」を実現した取り組みを参考にすることが、教員養成について見直す契機になるのではと考える。 |
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講評 | 「教育文化学演習Ⅲ・Ⅳ④」、すなわち〈西洋教育文化ゼミ〉では今年度、17編の卒業論文が提出されました。本データベースに掲載された各論文の梗概からお分かりの通り、17編の内容はヴァラエティに富んでいます。ゼミ生は自分の研究テーマに詳しくなるのはもちろん、他のメンバーによる多彩な発表からヨーロッパの教育文化について幅広い知識や情報を得られたはずです。それらが各自の生涯学習のための素養となり、今後の生活の中での様々な学びや楽しみの機会に、意外な時に意外な所でも想起され活かされることがあれば幸いに思います。私は今後、本ゼミ生が、卒論のテーマを3年次の終わりには設定し、4年春学期に先行研究を把握して自分の研究の焦点を定め、できれば夏休みに現地を訪ねて、本格的な調査はできなくても空気を肌で感じた上で、4年秋学期に考察を深めて執筆を進められるような、指導体制・学習環境の提供に努めていきたいです。(越水雄二) |
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キーワード1 | 教員養成 |
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キーワード2 | ドイツ |
キーワード3 | 試補勤務 |
キーワード4 | ポツダム・モデル |
キーワード5 | 二段階養成 |