学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 杉本 久未子 | 年度 | 2014年度 |
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タイトル | 現代大学生の友人関係から見る対人ネガティブ思考 |
内容 | 本論では、現代大学生の友人関係を通じて生まれる対人ネガティブ思考をテーマとして研究している。対人ネガティブ思考とは簡単に言うと、さほど親密ではないがお互い過去に接触した機会があるので顔見知り程度の距離の関係である友人と遭遇したとき気まずく感じ、咄嗟に「何を話せばいいのかわからない」、「私は覚えられていないのではないか」などのネガティブな思考が生まれるというもので、この思考を持つ人はその場での友人との接触を見て見ぬフリをして避けようとしたり、接触してしまっても上手くコミュニケーションが取れずにすぐに会話を切り上げようとする。 1章で先行研究、2章で大学特有の気まずさを生んでしまう友人作りのメカニズム、3章で気まずさを生む具体的な状況の事例、4章で対人ポジティブ思考から見る対人ネガティブ思考。これらを研究し、考えることでこの対人ネガティブ思考がどのような経緯、状況で生まれ、どのような性格の人が陥りやすいのかを解明していく。 |
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講評 | 対人関係に消極的な個人的経験を出発点としながら、大学生の友人関係をめぐる現状を大学のメカニズムやインターネット社会とのかかわりから説明した論文である。先行研究から、現在の友人関係の特色について共有、自己開示、ふれあい恐怖などのキーワードを引き出し、個人的経験や友人へのインタビューをもとに、対人ネガティブ思考の要因を抽出、整理した。大学入学当時のオリエンテーションやSNSによる友人づくりが逆機能となっているという指摘は興味深い。さらに、ネガティブ思考の要因を若者が置かれた社会状況まで展開すると論文に拡がりが出たと思われる。 |
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キーワード1 | 対人ネガティブ思考 |
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キーワード2 | 対人ポジティブ思考 |
キーワード3 | 現代大学生の友人関係 |
キーワード4 | |
キーワード5 |