学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 杉本 久未子 | 年度 | 2014年度 |
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タイトル | 日本のTVCMの変遷と背景―日本らしいCMとは― |
内容 | 本論は日本におけるCMの変遷に日本らしさを絡めた研究である。1953年に放映開始されたテレビCMは、現在までそれぞれの時代の経済状態や流行などの社会背景を敏感に察知しながら制作され続けてきた。そういった歴史の中でCMは、脚本や演出などその本質部分の進歩とともに科学技術の進歩や様々な意思の介入などを経て現在のCMが存在している。つまりCMとは15~30秒という非常に短い間に多種多様な時代背景が詰め込まれており、過去を振り返る際に非常に便利なツールとなり得るものなのである。 また、日本のCMは特に海外のCMと比べてキャッチコピーを非常に重要視している。企業や商品だけでなくCM自体にもキャッチコピーが付けられていることも少なくない。そんなCMのスタイルが昨今の日本ではマンネリ化している。日本人には言葉の力は非常に強力であることを歴史が物語っている。今こそもう一度CMの本質を制作側が見つめ直すことが求められる時なのではないだろうか。 |
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講評 | 早くからテーマが決まっていた筆者は、前期からYouTubeで世界のCMを歴史的展開も含めて視聴を続け、最終的に日本らしいCM特性という形で論文にまとめている。CMの概念や定義、日本のCMの歴史を踏まえた手堅い展開のうえに、特色あるCMが抽出、説明されるしっかりとした構成の論文である。映像を素材として論じることは独特の困難さが伴うが、挿入された多くの映像データが静止画という限界を持ちつつも的確に切り取られており、見応えのある作品となっている。日本らしいCMの社会的背景を考察すればさらに興味深いものとなったと思われる。 |
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キーワード1 | CM |
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キーワード2 | 日本 |
キーワード3 | キャッチコピー |
キーワード4 | |
キーワード5 |