卒業論文詳細

学科社会学科 ゼミ教員名鯵坂 学 年度2015年度
タイトル日本型グリーン・ツーリズムの展開
内容  近年、日本では「田園回帰」の動きや、都市と農村を行き来するライフスタイルや余暇を農村で過ごす都市住民が出現してきている。こういった都市農村交流の中核をなすグリーン・ツーリズムの潮流を研究対象とする。日本におけるグリーン・ツーリズムの具体的な活用形態としては、農作業体験、滞在型市民農園、観光農園、農家レストラン、農産物直売所、農家が経営する民宿、子どもへの情操教育としての修学旅行などがあげられる。グリーン・ツーリズムは、都市と農村をとりまく社会的背景が変わってきたこと、環境保全への関心、そしてひとびとの価値観・ニーズも変わってきたことにより生まれたものではないかとらえ、グリーン・ツーリズムがどのような社会的背景のもとでどのように展開してきたのか、グリーン・ツーリズムが今後日本で根付いていくには何が必要かを明らかにするため、文献による調査を行った。
講評 今年度は就職活動の開始が例年より4か月も遅れたため、内定が早い人で8月末ころとなったため、卒論の取り組みがかなり遅れました。これにより例年と比べて、「生煮え」の卒論が多くなりました。それなりに頑張った人もいたのですが、Aに届く論文は、残念ながらありませんでした。気が付いたことを書きます。
◇良かったこと
独自な視点からテーマを選んで、先行研究をふまえて分析視角を設定し、時間の無い中でも地域調査やフィールド・ワークを頑張った人がいた(5人)。
◇反省点
①先行研究を見つけそれをじっくり読み、そのエッセンスを自分の言葉でまとめることが不十分な人が多かった。その結果、かなりの人にコピー・ペーストの部分が見られた(10人)。
②春に配ったスタイル・ガイドにそった記述が出来ていない人があった(6人)。社会に出ればわかると思いますが、文章を書くにもそれぞれの組織・団体にルールがあるのです。
③引用の付け方が不十分で(6人)、また(注)を使わない人もあった(3人)。
④1つの文章が長すぎ、文脈が分りづらい論文があった(9人)。もっとシンプルな、文章を書いてください。
◇次年度生へのお勧め
春休み段階で先行研究をしっかり探しそれら読み、それらをもとに調査をするなり、文献研究を進めるなりしてほしい。
キーワード1 グリーン・ツーリズム
キーワード2 都市と農村
キーワード3 農村民泊
キーワード4
キーワード5