学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鯵坂 学 | 年度 | 2015年度 |
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タイトル | 駅広場における利用者の滞留行動と滞留空間の在り方について‐京都駅JR改札口前を対象として‐ |
内容 | 現代の駅は鉄道利用のための空間であるだけでなく、様々な生活充足のための機能が備わっている。そして、駅の広場は駅利用者や地域社会にとって、地域交流や文化発信等の役割を果たしている場合もある。 京都駅にもいくつもの広場やコンコースといった公共空間があるが、本論文ではJR在来線の改札口がある2つのコンコースを対象に、コンコース内での駅利用者の行動とその行動をする空間について観察調査を行った。 2つのコンコースは移動の容易さは優れているが、快適に空間内で滞留して過ごすことは難しいことであることが明らかとなった。近代的で斬新な建築デザインによる人々の動線の複雑化と、コンコース内に待ち合わせの目印となる建造物やベンチがないこと、そして人々の絶え間ない流動で改札口と広場が寸断されていることが原因となって、駅利用者の大半が壁際で立って滞留することを余儀なくされていることが明らかとなった。 観光都市の玄関口である京都駅であるからこそ、駅利用者が心地よく過ごすことの出来る広場へする駅づくりの見直しが必要なのではないであろうか。 |
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講評 | 今年度は就職活動の開始が例年より4か月も遅れたため、内定が早い人で8月末ころとなったため、卒論の取り組みがかなり遅れました。これにより例年と比べて、「生煮え」の卒論が多くなりました。それなりに頑張った人もいたのですが、Aに届く論文は、残念ながらありませんでした。気が付いたことを書きます。 ◇良かったこと 独自な視点からテーマを選んで、先行研究をふまえて分析視角を設定し、時間の無い中でも地域調査やフィールド・ワークを頑張った人がいた(5人)。 ◇反省点 ①先行研究を見つけそれをじっくり読み、そのエッセンスを自分の言葉でまとめることが不十分な人が多かった。その結果、かなりの人にコピー・ペーストの部分が見られた(10人)。 ②春に配ったスタイル・ガイドにそった記述が出来ていない人があった(6人)。社会に出ればわかると思いますが、文章を書くにもそれぞれの組織・団体にルールがあるのです。 ③引用の付け方が不十分で(6人)、また(注)を使わない人もあった(3人)。 ④1つの文章が長すぎ、文脈が分りづらい論文があった(9人)。もっとシンプルな、文章を書いてください。 ◇次年度生へのお勧め 春休み段階で先行研究をしっかり探しそれら読み、それらをもとに調査をするなり、文献研究を進めるなりしてほしい。 |
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キーワード1 | 駅 |
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キーワード2 | 広場 |
キーワード3 | 滞留行動 |
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