学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鯵坂 学 | 年度 | 2015年度 |
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タイトル | 企業の社会貢献活動―中堅・中小企業への調査を中心に― |
内容 | 本論文は、企業の社会貢献活動に関する分析を目的に、京都府の中堅・中小企業に対する調査および先行研究との比較分析・考察を行った。企業の取り組みには、寄付を中心に行うもの、企業が自主的なプログラムに取り組むものなど、多様である。また、従業員が主導的役割を担う事例や、会社全体の取り組みとして組織化された活動を行う事例もある。分析結果としては、活動形態においては自主プログラム中心の取り組みが多いこと、取り組みの体制においてはボトム・アップ型とトップ・ダウン型に分類できること、企業規模においては中堅・中小企業は大企業と比べ本業と関連の高い社会貢献活動を行うことがそれぞれ考察できた。 また、従業員の主体的参加を重視した継続性のある活動を行うという考えが、各社の取り組みの根幹にあった。従業員および企業全体が地域社会に対して積極的に働きかけることにより、企業と社会の関係構築が期待できる。社会とともに発展していくため、企業が社会貢献活動に取り組む意義は大きい。 |
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講評 | 今年度は就職活動の開始が例年より4か月も遅れたため、内定が早い人で8月末ころとなったため、卒論の取り組みがかなり遅れました。これにより例年と比べて、「生煮え」の卒論が多くなりました。それなりに頑張った人もいたのですが、Aに届く論文は、残念ながらありませんでした。気が付いたことを書きます。 ◇良かったこと 独自な視点からテーマを選んで、先行研究をふまえて分析視角を設定し、時間の無い中でも地域調査やフィールド・ワークを頑張った人がいた(5人)。 ◇反省点 ①先行研究を見つけそれをじっくり読み、そのエッセンスを自分の言葉でまとめることが不十分な人が多かった。その結果、かなりの人にコピー・ペーストの部分が見られた(10人)。 ②春に配ったスタイル・ガイドにそった記述が出来ていない人があった(6人)。社会に出ればわかると思いますが、文章を書くにもそれぞれの組織・団体にルールがあるのです。 ③引用の付け方が不十分で(6人)、また(注)を使わない人もあった(3人)。 ④1つの文章が長すぎ、文脈が分りづらい論文があった(9人)。もっとシンプルな、文章を書いてください。 ◇次年度生へのお勧め 春休み段階で先行研究をしっかり探しそれら読み、それらをもとに調査をするなり、文献研究を進めるなりしてほしい。 |
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