学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2014年度 |
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タイトル | ハンガリーの幼児教育についてー保育園に焦点を当ててー |
内容 | ハンガリーで、妊婦に対してお腹にいる胎児にも一票が存在するのではないかというドメイン投票というものが議会で討論されたという報道を見た。このことから日本ではなじみの薄いと思われるハンガリーだが、ハンガリーには興味深い幼児教育や保育があるのではと感じ、研究対象とした。ハンガリーでの幼児教育と保育は、制度的に誕生から3歳までの保育と3歳から7歳までの幼児教育に分けられている。すべての幼児とその家族のためのプログラムの必要性がここ数年主張されているが、年齢によるこの区分けは、長年に渡って続いてきたものである。この論文は、3歳から7歳児の教育と保育、ハンガリーにおける最初の公的教育となる幼児保育についてまとめたものである。政策とサービスの分析に加え、構造、予算、行政及び法的規制、人材、プログラム等の内容と実施のシステム的な側面について述べると同時にマイバ保育園を例に挙げ、ハンガリーの保育園で実際に行われている教育についても述べている。 |
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講評 | 「教育文化学演習Ⅲ・Ⅳ④」、すなわち〈西洋教育文化ゼミ〉では今年度、17編の卒業論文が提出されました。本データベースに掲載された各論文の梗概からお分かりの通り、17編の内容はヴァラエティに富んでいます。ゼミ生は自分の研究テーマに詳しくなるのはもちろん、他のメンバーによる多彩な発表からヨーロッパの教育文化について幅広い知識や情報を得られたはずです。それらが各自の生涯学習のための素養となり、今後の生活の中での様々な学びや楽しみの機会に、意外な時に意外な所でも想起され活かされることがあれば幸いに思います。私は今後、本ゼミ生が、卒論のテーマを3年次の終わりには設定し、4年春学期に先行研究を把握して自分の研究の焦点を定め、できれば夏休みに現地を訪ねて、本格的な調査はできなくても空気を肌で感じた上で、4年秋学期に考察を深めて執筆を進められるような、指導体制・学習環境の提供に努めていきたいです。(越水雄二) |
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