学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2014年度 |
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タイトル | フィンランドにおける特別支援教育 |
内容 | 本論文は、フィンランドの義務教育段階の特別支援教育を取り上げている。PISAでの好成績から「学力世界一」の国として注目を集めているフィンランドだが、必ずしも「学力」や「テスト」では測ることができない特別支援教育は、どのように行われているのか現状を知り、その根本を探ることで日本の特別支援教育を見直すきっかけを得ることも目指したい。本論文は三つの章からなる。第一章でフィンランドの教育制度を取り上げ、続く第二章では、フィンランドの取り組みについて三つの学校の事例を挙げながら、その実態をつかんでいく。第三章では、そのようなことを実践し、特別支援教育を支える人材の育成という視点から、特別支援教育について理解を深め、最後に、フィンランドの特別支援教育を四つの観点で考察をまとめる。そして、今日の特別支援教育を支える鍵となる「統合」の意味について筆者の考えを深めたい。 |
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講評 | 「教育文化学演習Ⅲ・Ⅳ④」、すなわち〈西洋教育文化ゼミ〉では今年度、17編の卒業論文が提出されました。本データベースに掲載された各論文の梗概からお分かりの通り、17編の内容はヴァラエティに富んでいます。ゼミ生は自分の研究テーマに詳しくなるのはもちろん、他のメンバーによる多彩な発表からヨーロッパの教育文化について幅広い知識や情報を得られたはずです。それらが各自の生涯学習のための素養となり、今後の生活の中での様々な学びや楽しみの機会に、意外な時に意外な所でも想起され活かされることがあれば幸いに思います。私は今後、本ゼミ生が、卒論のテーマを3年次の終わりには設定し、4年春学期に先行研究を把握して自分の研究の焦点を定め、できれば夏休みに現地を訪ねて、本格的な調査はできなくても空気を肌で感じた上で、4年秋学期に考察を深めて執筆を進められるような、指導体制・学習環境の提供に努めていきたいです。(越水雄二) |
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キーワード1 | フィンランド |
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