卒業論文詳細

学科社会学科 ゼミ教員名杉本 久未子 年度2015年度
タイトル若者の就職事情  ―フリーター・ニートと呼ばれる若者とは
内容  フリーターやニートに関する話題は若者を取り巻く問題の一つである。一般的には自己責任であるといったイメージが持たれているが、そもそもの日本におけるニートの概念は間違って輸入されてしまったものであり、本来の概念とは大きく異なっている。
 フリーターやニートに関する統計やデータを挙げ、日本人の多くが持つ理想とは、基本的には企業の正社員になって働くことである。しかしその正社員になる難しさや、一度フリーターやニート経験をすると戻ることが非常に困難であるという実情を明らかにしていく。また、フリーターでいる者の意識について取り上げ、フリーターやニートといった地位を選択しているのでは、という観点からフリーター・ニート論について述べる。
講評 「若者の就職事情-フリーター・ニートと呼ばれる若者とは」は、マスコミが植えつけた一般的なフリーター・ニートのイメージを、統計データや先行研究をもとに否定していく論文である。フリーターという適応がありうるという指摘は、雇用問題まで自己責任で放り出そうとする日本社会への鋭い問いかけになっている。
キーワード1 フリーター
キーワード2 ニート
キーワード3 就労意識
キーワード4
キーワード5