学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 立木 茂雄 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 大学生ボランティアの満足度要因-筆者自身のボランティア経験と15人の大学生へのインタビューからの考察- |
内容 | 阪神淡路大震災、東日本大震災を経て、日本において「ボランティア」はブームと言えるまでになり、誰でも簡単に取り組むことができるようになった。大学生の間でもその傾向は顕著であるが、果たしてボランティアに参加した大学生はどれほどの満足を得ているのだろうか。本稿では、まず筆者自身が留学中に行っていたボランティアについての日記を分析し、どのような要因がボランティア活動の満足度に影響を与えているのか仮説を立てた。その後、それが他の学生でも当てはまるのかインタビュー調査を行い、参加動機、組織マネジメントの観点を中心に比較、考察をした。その結果、①満足度に影響を与える要因で一番大きいのは「理想と現実のギャップ」である②参加動機では「利他主義」が最も悪く満足度に影響しており、逆に高い満足を得ているのはそもそもボランティア活動に対して何も求めておらず、参加すること自体に意味を見出している「レクリエーション」型の学生である③組織マネジメントはそこまで強い影響を与えておらず、学生ボランティアにとっては、目の前の仕事内容の楽しさや人とのつながりが満足度につながりやすいということが明らかになった。 |
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講評 | カナダ・バンクーバーでの26日間のボランティア・インターンシップでの活動ログを分析の対象として、どのような特徴語が時間の変化に伴い出現するのかを実証的に分析をしました。その結果、「前向きの気持ち」→「後ろ向きな気持ち」→「新たな挑戦(前向きな気持ち)」→「スタッフへの感謝・好意(良い人間関係)」へと、筆者自身のミクロな社会体験が変遷されていったことを明らかにしました。このような変遷過程を踏まえて、ボランティアの満足度が「理想と現実のギャップ」、「組織・人間関係」によって左右されることを確認しています。大変に時間をかけて丁寧に取り組んだ実証研究にまとめられています。 |
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キーワード1 | 大学生 |
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キーワード2 | ボランティア |
キーワード3 | 満足度要因 |
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