学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鯵坂 学 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 「都心回帰」時代の京都市都心部における地域コミュニティの一考察-明倫学区と城巽学区の比較より- |
内容 | 日本全体で人口減少が生じている中で、大都市都心部では1990年代後半に人口減少から人口増加へと転じる都心回帰が起きている。歴史都市京都もその現象が生じ、マンション住民が増える中で、地元住民との関係づくり、コミュニティの再構築が問題視されている。2014年に実施された中京区の明倫学区と城巽学区を対象とした「地域自治とコミュニティ形成に関する実態調査」をもとに、二次分析を行い、地域のコミュニティ活動の属性や、地域住民同士の関係性を分析した。主に町内会・自治会の加入有無、マンション内活動の参加経験、地域の活動の参加経験の3つの地域コミュニティに焦点を当てた。その結果、居住年数の高さにより、活動参加の傾向が見られるとともに、地域住民のコミュニティ参加の実態は元学区別に差があることがわかった。また住民のコミュニティ参加の姿勢は、一部を除き地域生活に関する意見(奥田モデル)に反映されることも明らかになった。元学区ごとの、町内会の住民への対応の仕方や地域イベントなどの地域性の違いが、地域コミュニティの関わりや意識に影響している。 |
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講評 | 今年の卒論は、昨年度に比べて全体として優秀なもの(6つ)が多かったように感じています。 特に、先行研究もある程度参照出来ていて、インタビューと量的調査の両方駆使して、実証研究をした(5つ)ものもあり、読み応えのある論文がありました(5つ)。 そのうえで気になった点を以下に書きます。 ①先行研究の読み込みが不十分であり、それを踏まえた論旨の展開が弱い論文があった(4つ)。 ②それは、夏休み前に提出する春学期のレポートが不十分なためだといえます。 ③限られた時間で分析を行わなければならないときに、どの論点に絞るかについて、十分に検討できていない論文があった(3つ)。 ③一つの文章が長すぎるものがあり(6つ)、それぞれの文章を短くして簡潔な文章を書くようにしましょう。 ④殆どの論文で、節が長すぎるものがあり、もっと小まめに改行したほうが、読み手には分かりやすいと思います(7つ)。 ⑤スタイルガイドをよく参照出来ていないものもありました(2つ)。 |
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キーワード1 | 都心回帰 |
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キーワード2 | 地域コミュニティ |
キーワード3 | 町内会 |
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