学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鯵坂 学 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 人口減少時代における持続可能なまち―兵庫県太子町を事例にして― |
内容 | 2005年から、日本の人口減少が始まった。多くの市町村では、若年人口の流出や高齢化による過疎化によって財政難に陥り、自治体としての運営が困難になっていくと予想される。しかしそのような傾向に反して、独自の取り組みや、地域の資源を生かして人口を増加・維持させている市町村も存在する。そのような自治体のひとつとして兵庫県太子町を挙げ、太子町が人口を維持している要因について様々な視点から考察を行った。太子町は隣接する姫路市のベッドタウンとして様々な恩恵を受け、出産・子育て支援による自然増、住宅開発や独自の取り組みによって社会増を実現させた。現在も居住環境の良さや交通の利便性によって人口を維持している太子町だが、人口減少対策に本腰を入れて取り組まなければ、消滅してしまう可能性もある。ベッドタウンとして発展してきた太子町が今後どのようにして「自立的に」人口維持に取り組んでいくのか注目したい。 |
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講評 | 今年の卒論は、昨年度に比べて全体として優秀なもの(6つ)が多かったように感じています。 特に、先行研究もある程度参照出来ていて、インタビューと量的調査の両方駆使して、実証研究をした(5つ)ものもあり、読み応えのある論文がありました(5つ)。 そのうえで気になった点を以下に書きます。 ①先行研究の読み込みが不十分であり、それを踏まえた論旨の展開が弱い論文があった(4つ)。 ②それは、夏休み前に提出する春学期のレポートが不十分なためだといえます。 ③限られた時間で分析を行わなければならないときに、どの論点に絞るかについて、十分に検討できていない論文があった(3つ)。 ③一つの文章が長すぎるものがあり(6つ)、それぞれの文章を短くして簡潔な文章を書くようにしましょう。 ④殆どの論文で、節が長すぎるものがあり、もっと小まめに改行したほうが、読み手には分かりやすいと思います(7つ)。 ⑤スタイルガイドをよく参照出来ていないものもありました(2つ)。 |
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キーワード1 | 人口減少 |
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キーワード2 | ベッドタウン |
キーワード3 | 職住分離 |
キーワード4 | |
キーワード5 |