学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鯵坂 学 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | 日系ブラジル人をはじめとする外国人児童生徒への教育―愛知県豊橋市の取り組みを中心に― |
内容 | 1990年の出入国管理法の改正により日系ブラジル人をはじめとする多くの日系南米人が日本での職を求めてデカセギにやってきた。しかし、受け入れ態勢が十分に整っていない状態で彼/彼女らを受け入れたことにより多方面で外国人問題が顕在化する。そのひとつに外国人児童生徒への教育問題がある。移住当初、かれら児童生徒の多くは日本語能力を持ち合わせておらず、生徒児童本人たちのみならず、学校や自治体も大変な苦労を強いられた。入管法改正から30年が経とうとしている現在はどうだろうか。日本生まれの日系南米人も多く存在し、日本語による会話の問題は以前より解消された。それに加え、外国人児童生徒への教育に力を入れる豊橋市では外国人生徒の高校進学率90%を達成している。しかし、本外国人生徒児童を巡る教育問題は真に解決されたとは言えない。教育現場に目を向ければ、日本生まれの外国ルーツの生徒児童であっても授業内容を全くといっていいほど理解していない者もいる。本論文ではこの問題の原因について外国人教育システムの在り方に着目し、その改革の必要性に触れながら論じていく。 |
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講評 | 今年度の就職は全体として早めに決まった人が多かったのですが、卒論への取り組みが遅れた人がかなりいました。これにより昨年と比べて、「生煮え」の卒論が多くなりました。それなりに頑張った人もいましたが、読んでみて問題なく「A」だと確信できる論文は、残念ながらありませんでした。気が付いたことを書きます。◇良かったこと:独自な視点からテーマを選んで、先行研究をふまえて分析視角を設定し、フィールド・ワーク、インタビュー、参与観察を頑張った人がいた(4人)。◇反省点:①先行研究を見つけそれをじっくり読み、そのエッセンスを自分の言葉でまとめることが不十分な人が多かった。その結果、かなりの人にコピー・ペーストの部分が見られた(5人)。なかには、複数ページにわたり先行研究の丸写しと思われる論文もあり、口頭試験の時に修正を指摘しました(3人)。②春に配ったスタイル・ガイドにそった記述が出来ていない人があった(7人)。読んでいないと思われます(3人)!!!。実社会に出ればわかると思いますが、文章を書くにもそれぞれの組織・団体にルールがあるのです。③引用の付け方が不十分で(5人)、また(注)を使わない人もあった(7人)。④事実と意見の区別が曖昧な文章を書いた人(6人)⑤1つの文章が長すぎ、文脈が分りづらい論文があった(8人)。もっとシンプルで的確な文章を書いてください。◇皆さんへのお勧め:就職すれば、短いかもしれませんが報告書などを書くことがあると思います。そこで分かりやすい簡潔な文章を書くことは、大切なことだとわかると思います。同志社大学社会学科で勉強し、2万字以上の文章を書いたわけですから、文章や文字にはこだわりを持ってください。 |
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