学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 鯵坂 学 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | なぜ若者は地方から大都市へと移動するのか―福井県の若者の県外流出を事例に― |
内容 | 筆者の出身地である福井県は年々人口が減少し、特に「若者」と呼ばれる若年層の県外流出が人口減少の大部分を占め、年々深刻化している。実際に、福井県の若者は高校卒業後に住み慣れた故郷を離れ、進学や就職のために県外へと流出している。この現状に対し、文献・インタビュー調査を通して、福井県の若者の県外流出の要因とそれを食い止めるための対策について分析と考察を行った。その結果、県外流出の要因は、機会(仕事、出会い、受けることのできるサービス等)の欠如、高等教育機関の欠如であるという考察に至った。そして、県外流出への対策として、①福井県:高等教育機関を新たに作る、県の魅力を伝えるPR力の強化、そして住人や県外流出した若者、県外からの移住・定住者・観光客等の意見を柔軟にまちづくりの施策に取り入れるべきだという考察に至った。②福井市:「県庁所在地であるにもかかわらず人口減少している」という、市としての課題に着目し画期的な施策を行うべきであるという考察に至った。③県で唯一人口の増加がみられる鯖江市は、現在取り組んでいる「JK課プロジェクト」「学生連携プロジェクト」「次世代産業育成支援事業」のような画期的な施策を今後も行っていくべきだという考察に至った。 |
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講評 | 今年度の就職は全体として早めに決まった人が多かったのですが、卒論への取り組みが遅れた人がかなりいました。これにより昨年と比べて、「生煮え」の卒論が多くなりました。それなりに頑張った人もいましたが、読んでみて問題なく「A」だと確信できる論文は、残念ながらありませんでした。気が付いたことを書きます。◇良かったこと:独自な視点からテーマを選んで、先行研究をふまえて分析視角を設定し、フィールド・ワーク、インタビュー、参与観察を頑張った人がいた(4人)。◇反省点:①先行研究を見つけそれをじっくり読み、そのエッセンスを自分の言葉でまとめることが不十分な人が多かった。その結果、かなりの人にコピー・ペーストの部分が見られた(5人)。なかには、複数ページにわたり先行研究の丸写しと思われる論文もあり、口頭試験の時に修正を指摘しました(3人)。②春に配ったスタイル・ガイドにそった記述が出来ていない人があった(7人)。読んでいないと思われます(3人)!!!。実社会に出ればわかると思いますが、文章を書くにもそれぞれの組織・団体にルールがあるのです。③引用の付け方が不十分で(5人)、また(注)を使わない人もあった(7人)。④事実と意見の区別が曖昧な文章を書いた人(6人)⑤1つの文章が長すぎ、文脈が分りづらい論文があった(8人)。もっとシンプルで的確な文章を書いてください。◇皆さんへのお勧め:就職すれば、短いかもしれませんが報告書などを書くことがあると思います。そこで分かりやすい簡潔な文章を書くことは、大切なことだとわかると思います。同志社大学社会学科で勉強し、2万字以上の文章を書いたわけですから、文章や文字にはこだわりを持ってください。 |
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キーワード1 | 福井県 |
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キーワード2 | 鯖江市 |
キーワード3 | 若者 |
キーワード4 | 県外流出 |
キーワード5 |