学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 小林 久高 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | 離婚減少の現代日本――既存統計資料による分析―― |
内容 | 1980年代以降に上昇していた離婚率は、2003年以降減少している。そこで、離婚率の推移を分析して、現在の家族をめぐる状況を考察していく。離婚制度の歴史を整理すると、有責主義の明治民法から破綻主義の現行民法へと、制度としては離婚が成立しやすくなっている。 次に、離婚率の推移を人口転換とジェンダーの観点からたどる。その結果、経済不況と若年層・団塊世代による有配偶者の構成変化、そして性別役割分業構造の維持が離婚減少の要因と考えられてくる。また、離婚の地域差や女性の職業による離婚率のちがいも考察する。 近代家族を求めつつも形成できないことや近代家族を維持できないことという「家族のリスク化」が進む中で、近代家族のオルタナティブが社会的に共有されていないという問題がある。そのため、離婚によって家族関係を解消するリスクが高くなっている。 |
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講評 | 2次分析を中心とした論考。前提から論じられていて丁寧だが、謎に迫っていくような展開もほしい。 |
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キーワード1 | 離婚減少 |
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キーワード2 | 近代家族 |
キーワード3 | 家族のリスク化 |
キーワード4 | |
キーワード5 |