学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | JENNIFER MARY MCGUIRE | 年度 | 2019年度 |
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タイトル | ジャニーズオタクとTwitter ――仲間意識を深めるコミュニティ |
内容 | 本稿では、TwitterというSNSメディアを通じたオタク活動がどのようなコミュニティを形成し、その中でどのような生活を送っているのかについて明らかにすることを目指す。特に、日本のエンターテイメントをけん引してきたジャニーズ事務所に所属するタレントの活動を支えるジャニーズオタクに着目する。女子大学生9名への半構造化インタビューとSNS分析をもとに、調査を行った。これらの調査結果から、特に複数所持するTwitterアカウントの使い分けを通じて、コミュニティがどのように運営され、活用されるのかを考察した。また、アカウントを分けることで情報が整理され、個々人の欲求は充足される一方で、お互いが必要とする情報のやり取りが繰り返され、彼女たちのコミュニティは成り立っていた。加えて、このコミュニティには誰もがアクセスすることができるが、コード化された単語の使用によって、コミュニティ内でのみ意思疎通ができる閉鎖性も併せ持っていた。 |
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講評 | 本年度の卒業論文は、自分がやりたいテーマを反映させ、人類学的、社会学的な視点から、各自様々な内容で研究を行いました。マグワイアゼミの5名は①LGBTに対する認識、②ジャニーズオタクのTwitter活動を通じた仲間意識、③若者の理想の恋愛と失恋コーピング、④ヴィジュアル系バンドのファン(バンギャ)の行為、⑤アメカジファッションとアイデンティティ構造の社会現象を取りあげました。方法についても、半構造化インタビュー、ソーシャルメディア分析、ドキュメント分析、文献研究、概念的研究と多様でした。一方、最初は、問題意識がはっきりしていなかったり、学術論文と言えないエッセイ的なものでした。特に質的調査で得られたデータを分析と結果のまとめるのが難しかったようです。仕上がりまでかなり苦労していましたが、最後まであきらめず熱心に興味深い論文を書かれました。卒業後も、この苦労と乗り越えるという経験を生かして、どんな困難な状況でも諦めず、成果が出るまでやり遂げてほしいと思います。 |
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キーワード1 | ジャニーズオタク |
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キーワード2 | SNS |
キーワード3 | |
キーワード4 | コミュニティ |
キーワード5 |