卒業論文詳細

学科教育文化学科 ゼミ教員名沖田 行司 年度2015年度
タイトルスポーツ教育とアマチュアリズム ~ラグビーを中心として~
内容 昨今日本における、学生スポーツのスポーツ留学活発化には、人材の集中や、アマチュアであるべき学生スポーツに多額の金が動くなど、過度な勝利至上主義による、アマチュアリズムの欠如など否定的な声が大きい。アマチュアリズムの定義と何なのか?そんな中、人間形成を目的とし、活発にスポーツ留学で人材を集め、甲子園準優勝までのし上がったチームもある。同様に、「社会に出て通用する人材の育成」を目的とする同志社大学ラグビー部における、スポーツ教育の現状を考察する。なぜスポーツ教育なのか。スポーツ教育の意義を見いだし、またスポーツ教育がどのように始まったのかを、体育の歴史からひもといていきたい。そのひとつにラグビーの起源であるとされている、イギリスのパブリックスクールの教育理念が、昨今のスポーツ教育と深く関わりがありスポーツ教育の始まりとして考えられる。学生スポーツに身を置いている者として、学生スポーツの教育的意義について明らかにしていきたい。
講評 【ゼミ全体への講評】
本年は卒論の取り組みが早く、各自計画的に論文作成に従事したため、
比較的スムーズに提出日を迎えた。卒論で一番注意したのは剽窃である。
教育史ゼミなので、基本的に原典史料を読みそれに解釈を加えるため、
独自の解釈が生まれてくる。たとえそれが少々幼稚な解釈であっても、
それなりに評価できるものであった。体育会に所属しているゼミ生が多
かったが、特別扱いは一切することはなかった。しかし16年間の自己体験
に対応するテーマを選んだこともあって、結果的には個性的な論文を書き
上げることができた。論文作成を通して、ゼミ生の個人個人と対話ができた
ことは指導する側にとっても意味のあることであった。論文作成とリーグ戦と
重なった諸君は本当にどちらも良く頑張った。またゼミの運営においても、
体育会に所属するゼミ生が大きな役割を果たしたことを付記しておきたい。
キーワード1 スポーツ教育
キーワード2 ラグビー
キーワード3 体育、スポーツの歴史
キーワード4 アマチュアリズム
キーワード5 スポーツ留学